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「いったん反発も、基本的には戻り売り」~2/25(朝刊)

 昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 424.51 ドル高の 31961.86、ナスダック総合指数は 132.77 ポイント高の 13597.97 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 30055 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は反発スタートを想定。リバウンドを試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、売り先行から一段安。下方ブレイクが鮮明になっている。リスク回避の動きが強まり、売りが売りを呼ぶ展開。安値引けとなった。

 ただ、下方の窓の手前で止まっており、悲劇的な連鎖安は避けられている。本日は買い先行となることで、この窓が有効な下値支持帯」として意識されることになりそだ。


 米国株は朝方、軟調に推移する場面もあった。長期金利が 1.4%に上昇したことで、成長株への警戒感が強まったからだ。


 ただ、その後はパウエル議長が金融緩和の継続性を示唆。それが買い安心感につながった。本日の日経平均も米株高を受けて、買い先行の展開が予想される。


しかし、一度、崩れたチャートが元に戻るのは大変だ。本日は上値を試す展開が予想されるものの、明確な買いサインが出るまでは時間がかかると思われる。投資家は「売りポジション」を維持しながら、再度の急落に備える場面だ。その際の強弱の分岐ラインとして意識されるのが、前回の窓上限(30191.65 円)。これを終値ベースで上回らないと、強気になれない。「戻りスタンス」を維持しながら、「相場の強弱感」を判断することになる。

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