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「いったん自律反発も、上値は重い」~1/7(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 170.64 ドル安の 36236.47、ナスダック総合指数は 19.31 ポイント安の 15080.86 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28705 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 昨日の日経平均は売り先行から一段安。下落幅を拡大させた。米 FOMC の議事要旨で利上げ加速の必要性が示されており、ハイテク株などを中心に売りが優勢。オミクロン株の拡大の影響もあり、東京市場でも全面安の様相となった。

 本日の日経平均は自律反発が優勢となりそうだ。ただ、米雇用統計を控えているほか、週末要因で買いが手控えられる公算が大きい。上昇幅は限定的であり、徐々に上値が重くなるだろう。日経平均のチャートは完全に崩れており、現時点では「三角保ち合いから下放れ」が濃厚。投資家は「売りポジション」を持ちながら、相場の好転を待つ局面だ。


 ただ、株価急落の後にすぐに買いが入るなど、相場の地合いはそれほど悪くはない。現在、嫌気されている悪材料(米利上げ、オミクロンなど)は事前に予測されたもの。特に大きなサプライズを生じさせないからだ。投資家は「成長株→割安株」に乗り換えるなど、株価下落の影響を最小限に留める必要がある。米インフレが定常的に起こりやすいなか、銘柄の「二極化」が鮮明になりやすい。業績先取りの成長期待株は徹底的に売られやすく、ヒドイ目に遭う可能性がある。投資家は今一度、自分のポートフォリオを見つめなおすべきだろう。

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