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「しっかり、とりあえず強気転換」 ~7/27(夕刊)

 本日の日経平均は 136.93 円高の 27970.22 円で取引を終了した。朝方から買いが優勢となり、プラス圏でのもみ合い相場。買い一巡後はやや上値が重い展開となったものの、高値 圏をキープした。


 日経平均の日足チャートでは、上影陽線が出現。戻り売り圧力の強さは意識されるものの、強弱の分岐ラインを突破。強気形状へと転じている。これで一連の下落相場はいったん終了となり、ここから本格的なリバウンドが期待できる。

 「窓・壁・軸理論」では下方のテクニカルの壁が有効であることを意味している。再び崩壊の危険性があるものの、いったんは戻りを試す動きとなりそうだ。


 目標となるのは、上方に空いている窓(28201.30 円-28240.21 円)であり、ここからあと270 円ほどの上昇余地がある。上値余地はあまり残されていないことが分かるだろう。


 ただ、チャートがいったん強気形状に傾いたことで、投資家は「買いポジション」に転換しなければならない。今週は内外の企業決算発表を控えているものの、とりあえずは「何も起こらない」と認識。逆にそれらを通過すれば、イベントリスク後退から買い安心感が生まれる―― と解釈せざるを得ない。急落リスクは後退しており、それを前提にトレードしなければならない。


 もちろん将来的な下落リスクがなくなったというわけではない。とりあえず下方の壁が有効だったことを示しており、これに従わなくてはならない。リバウンド余地はかなり小さいものの、この強気形状が変化するまでは、これに付き合うしかないだろう。東京の新規感染者は2848 人。これが経済、医療、政治の崩壊を招く危険性は十分にある。


<マーケット・ストーリー>

苦し紛れに石にしがみついたら、そこに手を差し伸べる親切な人がいた。もちろんこの人がいきなり手を離したり、場合によっては感染者かもしれない。油断はならないのだ。

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