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「もみ合いスタートも、悲劇に備える」~8/18(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 282.12 ドル安の 35343.28、ナスダック総合指数は 137.58 ポイント安の 14656.18 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27425 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はもみ合いスタートを想定。前日終値近辺で寄り付くと思われる。


 昨日の日経平均はかなり致命的な動き。買い一巡後、失速しており、ローソク足では大陰線が出現。マイナス圏へと沈んでいる。上方の窓を上ひげで拒否する動きとなっており、軸(相場の方向性)が下向きであることを示唆。下方ブレイクが濃厚となっている。今はぎりぎり下方のテクニカルの壁に支えられている状態となっているものの、そのうち「ダム決壊」は避けられないと思われる。

 相場を押し下げているのは、コロナ株の終わりのない拡大。最近ではデルタ株、ラムダ株の蔓延が伝えられており、ワクチン接種の有効性も疑問視されている。「コロナと長い付き合い」が強要される公算が大きく、投資家はそれを前提にトレードする必要がありそうだ。後手を踏む政府の対応にも、投資家は政治リスクを感じているのだろう。


 日経平均はもみ合いスタートから、下方の窓を目指す展開となりそうだ。現時点での下落は「通常」であるものの、いつ「異常」に変わるか分からない。下方の窓を突き抜けて下落する可能性もあり、投資家は相当の覚悟がいりそうだ。引き続き「売りポジション」を維持し、その悲劇に備える局面となる。

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