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「やや上値が重いが、31 年ぶりの高値更新」~9/14(夕刊)

 本日の日経平均は 222.73 円高の 30670.10 円で取引を終了した。朝方から堅調な値動きとなり、上値を試す展開。31 年ぶりの高値をつけており、先高観が強まる格好となっている。日経平均の日足チャートでは、再び窓を空けて上昇。上ひげが出現したことで、上値の重さを示唆しているものの、強気形状に変化はない。上昇相場は継続しており、引き続き上値を試す動きとなりそうだ。

 東証一部の売買代金は 3 兆 3000 億円ほど。一時期の閑散商いからは脱しており、幅広い銘柄が物色されている。総裁選・総選挙が近づくにつれて、市場での政策期待は高まるばかり。順調な株価上昇で適度に利食い売りをこなしており、需給面での買い安心感もある。一部のテクニカル指標で過熱感が指摘されているものの、そういった表面上の数値を無視できるくらい、相場の強さが明確となっている。投資家は「買いの手」を緩めず、気になった銘柄から食指を伸ばすようにしたい。


 投資家が安心感を強めているのは、コロナの新規感染が徐々に減少していることも挙げられるだろう。ワクチン接種者が増えたことで、足元のデルタ株あたりへの対応はしっかり。その後、変異種の猛威にさらされる可能性はあるものの、ひとまず「第5波は終了」といった感じだ。経済の正常化を前提としたトレードが活発化しており、それも買い安心感を強めている。


 こういった相場になっても、自身のパフォーマンスが上がってこないのは、典型的な「循環物色」だからである。先に景気敏感株、低位株、値動きの良い株が挙がって、そのあとに割安感、出遅れ株が物色されるイメージだ。だから、下手な動きをすると、逆目逆目を引いてしまう。なので、「上昇スピードがイマイチだな~」と思っても、ここは我慢のしどころ。いずれ日の目を見るときくることになる。ここは焦らず着実に前に進んでおきたい。


<マーケット・ストーリー>

田園風景をゆっくりと進む各駅停車。乗りたい人が乗り、降りたい人が降りる―― いたって普通の風景だ。「ほら、まだ空いてるから乗りなよ」――となりのオヤジが気軽に声をかけてくる。「ダメだったら責任とれるのかよ」

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