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「ウクライナ情勢の緊張緩和、いったん買い戻し」~2/16(朝刊)

 昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 422.67 ドル高の 34988.84、ナスダック総合指数は 348.84 ポイント高の 14139.76 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27400 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は大幅高からのスタートを想定。上値を試すものと思われる。


 注目のウクライナ情勢は、「ロシア軍の一部が国境から撤収」と伝わったことや、プーチン大統領が対話と続ける姿勢を見せたことなどから、リスク回避の動きが後退。主要株価指数は買い戻しが優勢となった。米株高を受けて、日本株も買い先行となるだろう。

 日経平均の日足チャートでは昨日、連日で陰線が出現。ザラ場での売り圧力の強さを示しており、「相場の弱さ」を露呈している。それでも本日は米株高を受けて、買い先行の展開を想定。いったんリバウンドを試すと思われる。


 その際、目標となるのが、上方に空いている窓(27325.50 円―27575.07 円)である。短期的には 700 円程度の上昇余地があり、本日はそれを試す動きとなるだろう。


 問題なのは、この窓に到達したときに「達成感」が出るか否か。買い一巡後に失速し、寄り付きで空けた窓を埋めるようであれば、この戻りが「絶好の売り場」ということになる。投資家は「窓空けの成否」を見極める必要があり、それによって投資判断するべきだろう。


 ロシア軍の撤退に関しては、実効性のあるものなのか、やや疑問が残るところだ。単に「演習を終えた」という意味の可能性もあり、妄信することはできない。


 投資家としては「売りポジション」を持ちながら、「続報」を待つ局面だ。現時点でチャートは「弱気形状」であり、「戦争はある」が前提になっている。株価の動きを見ながら、その実現性を見極めることにしたい。現時点では「戻り売りスタンス」ということになる。

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