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「マイナス圏に沈む、目指すべき窓がない」~8/13(夕刊)

 本日の日経平均は 37.87 円安の 27977.15 円で取引を終了した。朝方はやや堅調スタートとなったものの、その後は徐々に値を消す展開。積極的に上値を買い進む材料に乏しく、マイナス圏へと沈んだ。


 東京株式市場は手掛かり材料難の閑散相場。米インフレ率の高まり、コロナ感染への警戒感もあり、投資家は様子見姿勢を強めた。

 日経平均の日足チャートでは、小陰線が出現。前日に強い達成感が出ており、それを引き継ぐ動きとなっている。強気相場に変化はなく、どこかのタイミングで切り返すことが予想され る。


 ただ、「窓・壁・軸理論」では上下の壁に挟まれたもみ合い相場。強気相場は継続しているものの、上方には「目指すべき窓」が存在しない。株価に与える効果的な需給がなく、そういった意味で迷走している。「どこに向かえば良いのか」―-それを探っているような状況だ。


 東京の新規感染者の増加に歯止めがかからない。関係者はそれを「危機的」と表現し、「災害」に匹敵するともした。もちろん、こういった状況は株式相場にとって歓迎すべきものではない。しかし、オリンピック前からこの状況はほぼ想定されていたものであり、市場はあまりネガティブに捉えていない。日経平均のチャートが辛うじて強気形状を維持しているのも、そういった意味だと考えられる。なので、投資家はその「主張」を尊重し、「買いポジション」を維持しなければならない。


 もちろん、来週早々にも窓空け下落となれば、すぐに弱気転換するのは自明の理。そういった危険と背中合わせの状況にあり、投資家は臨機応変に動く必要がありそうだ。


<マーケット・ストーリー>

助けるのか、それとも助けないのか・・・・彼は私の頭を持って、そっと沈める動作を見せた。「俺はこのオッサンに運命を託しているのか」―-そう頭で考えても、すぐに何かできるわけではない・・・。

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