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「一転して反発も、弱気形状は維持」~2/25(夕刊)

 本日の日経平均は 496.57 円高の 30168.27 円で取引を終了した。朝方から買いが優勢となり、上値を試す展開。指数寄与度の大きい銘柄に買いが入り、全体相場を押し上げた。


 日経平均の日足チャートでは、小陽線が出現。買い一巡後の上値は重かったものの、足元の急落リスクは後退している。


 焦点となっていた前回の窓上限(30191.01 円)はギリギリ到達せず。上方に壁があることを意識され、弱気相場が継続していることを示している。現在は「上方に壁・下方に窓」という位置関係となっており、目先は改めて下値を試す公算が大きい。

 ただ、投資家が警戒していた急落リスク、連鎖的な窓埋めは、いったん影を潜めている。ボラティリティも 20%程度に落ちついており、急落のそれとは異なっている。いわば「正常時モード」であり、過度な心配は不要なようだ。投資家は「売りポジション」を持ちながら、相場の動きを改めて観察するようにしたい。


 このような「どっちつかずの相場」となった場合には、投資家は「断定的な判断」を避けなければならない。なぜならば、もし、株価が上昇する場合、昨日の急落が「踏み台」となるからだ。変な売りポジションを持っていた場合、「相場のこやし」となる可能性もある。「間違えた」と判断した場合には、すぐにポジションを訂正しなければならない。現時点でチャートは弱気形状で訂正する必要はないが、明日の動き次第では、買い転換も十分あり得る状況である。


<マーケット・ストーリー>

2月の春の風が突然、強く吹き始めた。それがビルに当たり、上昇気流を発生。ふわふわ怪獣を強烈に持ち上げている。今まさに力が拮抗している状態。ここから先はその風と重力との戦いとなりそうだ。果たしてどちらの方向に動き出すのか・・・。

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