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「下方の窓で下げ止まり、調整一巡感は強い」~9/15(夕刊)

 本日の日経平均は 158.39 円安の 30511.71 円で取引を終了した。朝方は軟調スタートとなったものの、その後は下げ渋る動き。再び陽線が出現しており、これで 12 日連続の陽線 出現となった。


 焦点となっていた下方の窓埋めは、窓下限に到達したことで、窓と株価の位置関係が逆転。寄り付きで空けた窓を完全に埋める形となっている。「強気形状」は継続しており、このまま上値を試す動きとなりそう。あっさり新高値を更新することで、一段と先高観が強まる展開となるだろう。

 日経平均は短期的な調整を経ることで、持続力のある上昇相場となりそうだ。需給が良好のまま上値を試すことが予想され、一段高の展開が期待できる。幅広い銘柄に資金が流入し、引き続き「全員参加型」の上昇相場が期待できそうだ。


 市場が気にしているのが、自民党総裁選の行方。17 日(金)の告示が迫るなか、立候補者が絞られつつある。石破氏が河野氏の応援についたことで、どうやら「河野・石破 VS 安倍・麻生+高市・岸田」の様相。派閥での自由投票を決めるところもあり、混戦必死となっている。河野・石破が1回目の投票で決められなかった場合には、「二位・三位連合」もあり得る状況であり、混迷を極めそうな雰囲気だ。


 ただ、そういった選挙結果が相場の大きな流れを変えることにはなさそうだ。いずれの候補も大胆な経済政策、金融緩和継続を示唆しており、株式市場への資金流入は止まりそうもない。とりあえず株価は歴史的な高値に向けて驀進中。それほど強い過熱感もなく、相場の持続性を示唆している。投資家は「買いポジション」を持ったまま引き続き、相場の強さを確認することになりそうだ。


<マーケット・ストーリー>

ちょっとした停車時間があったので、先頭車両の「行先」を確認することにした。「うん、大丈夫」――向かっている方向に間違いない。このまま乗り続けるしかない。

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