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「利食い売りが優勢も、下方の窓から上方の窓へ」~3/24(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 448.96 ドル安の 34358.50、ナスダック総合指数は 186.21 ポイント安の 13922.60 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27390 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すと思われる。


 日経平均の日足チャートでは、いったん利食い売りが優勢となりそうだ。昨日の急上昇によって、上方の窓に到達。下方には窓が出現しており、短期的には調整しやすい状況となっている。株価は乱高下しやすく、投資家は振り回されないように注意が必要だ。

 「窓理論」によれば、下方の窓を埋めれば、今度は上方の窓を埋める順番となる。短期的には「ボックス相場」を形成しやすく、投資家は「押し目買いのチャンス」を迎えるだろう。


 足元では円安の進行、原油価格の上昇が進んでおり、国内でもインフレ圧力が高まりつつある。それでも日銀は一向に重い腰を上げようとせず、インフレが加速する可能性がある。それが資産価格を上昇させ、株価にもプラスの影響を与えるとみる。


 足元では海運株などが利食い売りの対象となっているが、株価には強い割安感がある。全体相場がやや伸び悩む展開となれば、こういった銘柄にも資金が流入してくるだろう。「今、上昇している銘柄」ではなく、潜在的に上昇余力のある割安銘柄に注目しておきたい。値動きだけで上がる時代は終わっており、銘柄の選別能力を高めていきたい。

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