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「堅調スタート、上方の窓で達成感が出そうもない」~8/12(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 220.30 ドル高の 35484.97、ナスダック総合指数は 22.95 ポイント安の 14765.14 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28190 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 昨日の日経平均は上ひげを試す動き。相場の強さを示唆しており、楽観論が広がっている。基本的な手掛かり材料は乏しいものの、「下がらないから上がる」という典型的な相場。チャートはダブルボトムのネックラインを突破しており、先高観が強まる展開となっている。

 「窓・壁・軸理論」では、上方の窓を目指す展開。本日中にも埋めることが予想され、ここで達成感が出るのかどうかに注目だ。


 ただ、足元でチャートが強気形状に変化したばかりであり、下方の壁の存在が強く意識されている。買い安心感は強く、この窓をスルーしてしまう可能性は十分にある。投資家は上値メドを設定することなく、先高観を強める局面だ。


 もちろん新型コロナの感染拡大は懸念材料だ。しかし、オリンピック開催でも想定以上の危機的な状況にはなっておらず、その点において市場は安心感を強めている。米インフラ投資案の可決、足元の円安も手伝って、株価は上値追いの展開が期待できる。「自己強化型」の上昇は続くことになり、投資家もとりあえずそれについて行くしかないだろう。

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