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「堅調スタート、今度は上方の窓埋めへ」~11/8(朝刊)

 先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 203.72 ドル高の 36327.95、ナスダック総合指数は 31.28 ポイント高の 15971.59 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29675 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 注目の米雇用統計は市場予想を上回る 53.1 万人増。市場は概ね好感しており、先高観へとつながっている。

 日経平均の日足チャートでは、上値を試す動きが予想される。先週末に下方の窓を完全に埋めており、強い調整一巡感が台頭。上値を試す準備が整っている。本日は買い先行となることで、上昇相場が継続していることを改めて示唆することになりそうだ。


 米雇用統計を通過したことで、市場ではイベントリスクが後退。改めて買いが入りやすくなっている。「窓理論」では、今度は上方の窓を埋める順番であり、短期的には窓上限(30001.99 円)までの上値余地がある。週前半にも大台を回復することになり、投資家は上方向への自信を持つことになりそうだ。


 ただ、上方の窓埋めは需給の範囲内。将来的に下方向を目指すことになっても、この窓埋めは既定路線となっている。問題なのは上方の窓埋めのあと。ここからさらに上値を追えるかが焦点であり、投資家はその一点だけを見つめるべきであろう。「買いポジション」を持ったまま、その動向を見守ることになる。

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