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「堅調スタート、米 CPI への警戒感はあるが・・・」~2/10(朝刊)

 昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 305.28 ドル高の 35768.06、ナスダック総合指数は 295.92 ポイント高の 14490.37 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27850 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 NY 株の上昇を受けて、日本株にも買い安心感が広がりそうだ。為替も1ドル=115 円台半ばでの推移となっており、輸出関連株には買いが入りやすい。東京株式市場は楽観的なムードが広がり、買い戻し主体で上昇するだろう。

 市場が気にしているのが、今晩の米消費者物価指数(CPI)だ。市場予想では前年比7.3%程度の上昇となっており、インフレ率の高まりが警戒されている。もし、予想以上の結果となれば、FRB による金融引き締めが加速するとの思惑だ。


 ただ、現時点で米インフレ率の高止まりはある程度予想されており、実際に警戒感が高まるかどうかは分からない。仮に「物価は落ち着いている」との見方が優勢となれば、株価に対して好影響を与える。NY 株、日本株ともにチャートの強気形状が続いており、結果的に株価は「上方向」で反応する可能性は十分にありそうだ。投資家の「買い進むのは怖い」という気持ちは分かるが、ここは強気で対処すべき局面となる。


 明日は建国記念日で東京株式市場は休場となる。3連休前ということで、投資家は上値を積極的に買い進むことを控えそうだ。ただ、週明けになれば、そういった懸念も後退。大雪による行動制約も消滅し、市場には新規の買いが入りやすくなる。投資家は、ここは臆せず、上を向いて、しっかりと買いポジションを持つようにしたい。

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