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「堅調スタートも、上方の窓では戻り売り」~12/13(朝刊)

 先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 216.30 ドル高の 35970.99、ナスダック総合指数は 113.23 ポイント高の 15630.60 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28565 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。

 日経平均の日足チャートでは先週末、窓を空けて下落。弱気相場が鮮明になっている。上ひげが出現しており、戻り売り圧力の強さを示唆。下値を試す可能性が高くなっている。本日は買い先行となるものの、上方の窓が強い抵抗帯として機能。上値は抑えられるだろう。上昇したところは「戻り売り」であり、その後、改めて下値を試すものと思われる。


 今週の注目材料は、水曜日の米FOMCの結果発表ということになるのだろう。先週末に発表された 11 月米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で 6.8%の伸び。市場予想通りとはいえ、依然として高水準となっている。FRBによる早期の金融引き締め論を誘発しやすく、それが株価を抑える要因になりかねない。パウエル議長が早期の利上げを示唆することになれば、円安にも関わらず、日米同時株安という形で反応するだろう。


 投資家は日経平均のチャートが弱気形状であることから、「売りスタンス」を維持しなければならない。足元、明確な売り材料はないものの、相場の弱さが目立ってきている。何か隠れた悪材料が存在するかもしれず、一応、「警戒モード」は継続中となる。


【本日のレポート銘柄】

サイエンスアーツ<4412>

シーズメン<3083>

シライ電子<6658>

セレスポ<9625>


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