top of page

「堅調スタートも、基本的には弱気形状」~10/18(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 13.11 ドル高の 33997.65、ナスダック総合指数は 34.24 ポイント安の 13533.75 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 32100 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はやや堅調スタートを想定。上値を試すと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、上方の窓を完全に埋める形。強い達成感が漂っており、上値の限界値に達したことを意味している。チャートの「弱気形状」は継続しており、下値を試しやすい状況。上方にはファンダメンタルズの壁、下方に窓が位置しており、「窓・壁理論」の典型的な形となっている。



 米小売売上高が堅調だったことから、継続的な利上げ警戒感が強まり、米長期金利は上昇。ナスダックは下落した。しかし、日本株への影響は限定的となり、朝方の日経平均はしっかりとした値動きとなりそうだ。


 ただ、基本的に買い手掛かり材料が乏しいほか、チャートでの目標達成感は強い。堅調スタート後はジリジリと下値を試し、最終的には下方の窓に引っ張られそうだ。


 不気味なのはイスラエルによるガザへの地上侵攻だ。中東の地政学的リスクが急速に高まる可能性があり、それが日本株にも悪影響を及ぼすかもしれない。バイデン大統領のイスラエル訪問も、どこまで効果があるかは疑問符がつく。米覇権低下を意味するかもしれず、その動向は注視したい。


 あとは1ドル=150 円に最接近する円相場。介入の思惑がくすぶっており、急速に株価が変動する可能性がある。投資家は「売りポジション」を持ったまま、この弱気相場が維持されるのか――見守ることにしたい。


【本日のレポート銘柄】

カルナバイオ<4572>

クシム<2345>

GNI<2160>など


投資するならこのツイートをチェック!!

https://twitter.com/madohige


「裏・窓理論」のポートフォリオの詳細を知りたい方はこちらまで↓

madohige.com/shop


「黒岩の眼」を購読希望の方はこちら↓

https://www.madohige.com

閲覧数:13回0件のコメント
記事: Blog2_Post
bottom of page