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「堅調スタートも、引け味を再確認」~8/11(朝刊)

 昨日の米国株式相場は高安まちまち。ダウ工業株 30 種平均は 162.82 ドル高の 35264.67、ナスダック総合指数は 72.09 ポイント安の 14788.09 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27960 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、長い上ひげが出現。上値の重さを示唆しており、この付近での売り圧力の強さを示している。

 しかし、終値ベースで前回の窓上限を突破しており、チャートは強気形状へと変化。投資家は買い転換せざるを得なくなった。本日の日経平均は堅調スタートが予想されるものの、基本的には手掛かり材料難。強弱の分岐ラインである前回の窓下限(27809.86 円)を死守できるかが焦点となる。これを終値ベースで維持していた場合には、チャートは強気形状を継続。上方の窓を目指す展開となる。


 本日、気になるのが、昨日決算発表をしたソフトバンク G(9984)の動き。寄り付き前の気配では若干弱い動きとなっており、全体相場への悪影響が懸念される。もし、下落して始まった場合にはチャートの弱気形状は継続。さらに下値を模索する展開が予想される。日経平均への影響度が大きい銘柄だけに、その動向には注意が必要だ。


 投資家はいったん「買いポジション」を持ったまま、相場の強弱感を再確認する必要がある。どっちにも行きそうな感じとなっており、大きなポジションをとれない。もう一度、本日の引け味を確かめる必要がありそうだ。

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