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「堅調スタートも、短期的にはボックス相場か」~8/25(朝刊)

昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 215.63 ドル高の 35335.71、ナスダック総合指数は 227.99 ポイント高の 14942.65 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27770 円付近での推移。したがって、本日の日経平均はやや堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。


 昨日の日経平均は窓を空けて上昇。強気相場に転じており、上方のファンダメンタルズの壁(割高の壁)が存在しないことを意味している。ただ、上ひげが出現したことで、上方の窓埋めを拒否。「それほど相場は強くない」ことを示している。

 本日は堅調スタートとなることから、昨日の上ひげを試す動きとなりそうだ。しかし、足元の上昇が「ダマシ」となる可能性があり、そう簡単には信用できない状況。特に現在は上下の窓に囲まれており、短期的にはボックス相場を描きやすい。上下ともに 200 円、合計 400 円程度の値幅に収まりやすく、相場の方向性は見えにくい。短期的な需給に左右される公算が大きく、投資家も大きなポジションをとりにくくなっている。


 その要因となっているのが、基本的な買い手掛かり材料難。東証一部の売買代金は 2 兆円前半の商いとなっており、まったく盛り上がってはいない。薄商いのなか短期の需給に左右されやすく、株価もそういった動きになるだろう。


 投資家は一応、チャートが「強気形状」であることから、「買いポジション」を維持しなくてはならない。あとはコロナ、政局、アフガン情勢などがどうなるのか――。中長期的に株価は着実に下値を切り下げており、かなり怪しい形となっている。「買いポジション」を持ちながらも、チャートの急変には注意したいところ。

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