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「堅調スタートも、需給的には下方の窓へ」~8/26(朝刊)

 昨日の米国株式相場は小幅高。ダウ工業株 30 種平均は 39.24 ドル高の 35405.50、ナスダック総合指数は 22.06 ポイント高の 15041.86 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27795 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。

 昨日の日経平均は上ひげで上方の窓を埋める動き。強い達成感が出ており、上値余地の乏しさを示している。「窓・ひげ理論」では、「上ひげ・下方に窓」という位置関係になっており、短期的に下方の窓を埋めやすい。「上方の窓を埋めたあとは下方の窓」という順番であり、それが短期的な需給となる。本日は買い先行となるものの、買い一巡後は早々に上値を抑えられる展開を想定。下値を試すものと思われる。


 ただ、チャートは「強気形状」を維持していることから、投資家は「買いポジション」を続けなければならない。相場に一抹の不安を抱きながらも、一応「上方向」を見なければならない。相場観と実際のポジションの異なるところであり、難しい局面でもある。


 そして市場の関心事は明らかにコロナの拡大、政局、ジャクソンホールということになるのだろう。いずれも「予想ができる状態」であり、それらが相場を大きく変化させる可能性は低い。相場が動くときには「予期せぬこと」が起こったときである。(たとえばアフガニスタン情勢が悪化し、米国で再びテロ、のようなこと。)それが何かは分からないが、そういった「非常事態」が起こらないと、相場は動かないのかもしれない。基本的には上下の窓に囲まれたボックス相場。「買いポジション」を維持しながら、次の局面を待つことになる。

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