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「堅調推移、ガースー抜き相場はどこまでも」~9/13(夕刊)

 本日の日経平均は 65.53 円高の 30447.37 円で取引を終了した。朝方は軟調に推移する場面もあったが、大引けにかけて強含む動き。プラス圏へと浮上した。


 日経平均の日足チャートでは、10連続の陽線が出現。ザラ場中の押し目買い意欲の強さ を示唆しており、買い安心感は非常に強い。利食い売りをこなしながらの上昇であり、比較的需給は良好。ローソク足での天井到達感は乏しく、株価は上値を試す動きとなりそうだ。上方に目標となる窓は存在していないものの、しばらくジリ高の展開は続きそう。

 もちろんこれだけ力強い動きを見せているのは、「政策期待が高い」ことにほかならない。「総裁選→総選挙」といった選挙シーズンに突入することもあり、投資家が「先物買い」しているのが現状だ。連日の株価上昇で過熱感を指摘する声もあるが、現時点でローソク足での天井到達感は乏しい。むしろ順調に売り物をこなしている様子であり、自ら降りる必要はないだろう。天井らしきシグナルが出るまでは、このまま突っ込むしかない。


 相場の上値を抑えたのはトヨタ(7203)の減産報道。9月に続き 10 月も減産するとしており、関連銘柄の上値を抑えた。それでも指数はプラスを維持しており、相場の力強さを示唆。市場に悲観的なムードは漂っていない。


 投資家は上値を切り上げる株価に、無心でついて行くしかないだろう。あらゆるリスクが気になるものの、相場はそれを織り込んでいるようにも見える。新たな悪材料が出ない限り、株価は上値を志向する可能性が高い。「ガースー抜き相場はどこまでも」といった感じであり、この「ノンストップ急行」に乗り続けるしかない。


<マーケット・ストーリー>

東京近郊を走る私鉄各線は、最初は各駅停車。でも、都心に近づくにつれて、通過駅が増えてくる。逆の言い方をすれば、降りるのならば今のうち。そのうちトイレ にも行けなくなる。

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