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「売り先行、改めて相場の弱さを露呈」~1/24(朝刊)

 先週末の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 450.02 ドル安の 34265.37、ナスダック総合指数は 385.10 ポイント安の 13768.92 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27190 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは先週末、長い下ひげ出現。下げ渋る動きとなったが、弱気相場に変化はない。着実に下ひげを切り下げており、本日も相場の弱さを露呈することになるだろう。米国株式市場はネットフリックスが決算発表を受けて急落。全体相場の足を引っ張った。日経平均は米株安を嫌気して、下値を試す展開となるだろう。

 日経平均の日足チャートでは、とりあえず下方の窓が目標となる。27000 円割れの水準であり、あと 600 円程度の下落余地がありそうだ。


 焦点となるのは、ここで調整一巡感が漂うかどうか――。現時点で足下のもみ合い相場が長かっただけに、下落エネルギーはかなり大きい。この窓をスルーしてしまう可能性が高そうだ。投資家は全体相場の下落を前提に「売りポジション」を維持。どこまで下がるのかを見極める局面となる。


 ただ、オプション価格から算出される予想変動率(インプライド・ボラティリティ)は 20%台半ばでの推移。それほど「異常」というものではなく、投資家のパニック売りを引き起こしていない。逆の意味でそういう急落が起こるまでは、こういったジワジワした下落が続く公算が大きい。投資家はいったん買いポジションを整理し、このようなセリング・クライマックスで買い戻すのも一考だ。恐らく「コツン」という音が鳴るだろう。


【本日のレポート銘柄】

リミックス・ポイント<3825>

日本郵船<9101>

クシム<2345>

ANAP<3189>

Enjin<7370>


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