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「売り先行から一段安、下方の壁を突き抜けか?」~8/16(夕刊)

 本日の日経平均は 453.96 円安の 27523.19 円で取引を終了した。朝方から軟調スタートとなり、その後は下落幅を拡大させる展開。売り一巡後はやや下げ渋る動きとなったが、明確な底入れ感はなかった。


 下落の要因となったのが、海外勢の断続的な売り観測。幅広い銘柄に売りが出て、全体相場を押し下げた。東証一部の売買代金は2兆 3000 億円程度。お盆休みの薄商いのなか、スルスルと値を下げた感じであり、明確な買い主体は見つからない。株価はさらに下押ししそうな雰囲気だ。

 日経平均の日足チャートでは、やや下ひげの長い大陰線が出現。窓を空けて下落しており、弱気相場に突入したことを示唆している。一連のリバウンド相場が終了したことを意味しており、投資家は改めて「売りポジション」をとらなければならない。ただ、短期的には「下ひげ・上方の窓」という位置関係になっており、需給的にはリバウンドする可能性がある。下方のテクニカルの壁(需給の壁)が存在していれば、このリバウンドが濃厚となる。


 こうなってくると投資家は最悪の事態を想定しなければならない。まだ、本格的な急落のリスクはそれほど高くないが、下方の壁の崩壊を視野に入れなければならない。その場合には数年に1度、起こる悲劇的な暴落に見舞われることになり、その点には注意する必要があるだろう。


<マーケット・ストーリー>

また水の中にドボンだ。頭を抑えられたと思ったら、今度は足を引っ張られる始末。これで溺死は確定だ。「何か助かる手段はあるのか?」―「さあね」

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