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「売り先行から一段安、下方の窓へ」~10/19(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 332.57 ドル安の 33665.08、ナスダック総合指数は 219.44 ポイント安の 13314.30 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 31600 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すと思われる。



 日経平均の日足チャートでは昨日、十字足が出現。様子見ムードの強い展開となっている。しかし、本日は改めて売り圧力が強まりそうだ。チャートの弱気形状は継続しており、目先は下方の窓を目指す順番。売り先行から一段安になることが予想される。


 市場の関心は中東情勢の緊迫化だ。イスラエルによるガザ地区への地上侵攻が秒読みとなっており、これが他の周辺諸国に波及するかどうかが焦点だ。レバノンのヒズボラ、そして後ろ盾と言われているイランが巻き込まれることになれば、ホルムズ海峡の封鎖などが視野に入っている。もちろんイランは核技術を持っており、投資家は「最悪の事態」を想定することになるだろう。


 そして今晩は米国でパウエル議長の講演がある。次回 FOMC での利上げ見送りが視野に入っているものの、米長期金利は 16 年ぶりの高水準となっている。それを受けて、円相場は1ドル=149 円台後半まで下落。節目の 150 円に急接近している。日銀は次回の会合では「金融政策の維持」を発表すると思われるが、「円安是正のために何か動く」との観測が高まれば、急速に円高が進む可能性もある。政府による為替介入と含めて、「警戒ゾーン」に突入したといった感じだ。投資家は「売りポジション」を持ったまま、下方の窓埋めの経緯を見守ることになる。


【本日のレポート銘柄】

ファーストアカウンティング<5588>

クシム<2345>

ソシオネクスト<6526>など


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