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「大幅続伸、菅首相の総裁選不出馬で」~9/3(夕刊)

 本日の日経平均は 584.60 円高の 29128.11 円で取引を終了した。朝方から堅調スタートとなったあとは、前引けにかけて上昇幅を拡大。後場に入ってからはさらに上値を試す動きとなった。


 菅首相が総裁選に不出馬を表明したことで、市場には政策期待が台頭。足元、「菅首相では戦えない」という意見が出ていたことで、皮肉にも安心感が広がったようだ。市場では「政治の不透明」というよりか、「自民党政権が続く」「続・アベノミクス」への期待が高いようだ。「新しい顔」が出てくることで、「政権が野党の手に落ちる可能性は低くなった」といった安心感も大きい。臨時国会の召集、新たな補助金などへの期待もあるようだ。東京市場は景気敏感株を中心に上値を試す動きとなっている。

 日経平均の日足チャートでは、上方の窓を突き抜ける形となっている。2つ目の窓にも急接近しており、ひとまずここで達成感が出るのかどうかに注目が集まる。


 東証一部の売買代金は 3 兆 2000 億円に増加しており、かなり盛り上がってきている。テクニカル的な過熱感は少しだけあるものの、相場が若いだけに、その持続性には期待が高そうだ。


 こうなってくると投資家は、「買いポジション」を維持せざるを得なくなる。新政権への期待が高まっており、どうしても上昇しやすくなっているからだ。もちろん変異株はワクチンとの「イタチごっこ」が自明の理。季節性のインフルエンザのように「どう付き合っていくか」という問題であり、そのうち緊急事態宣言などはひとつの恒例行事、風物詩のような扱いを受けるのだろう。


 とりあえず投資家は「買いポジション」を持ちながら、「どこまで上昇するのか」を見極める局面となる。


<マーケット・ストーリー>

「流れるプールは静かなもの」―-そういった先入観はないだろうか。しかし、このプールはだんだん加速度がついてきている。「ちょっと速くない?」―-周りも徐々にザワつき始めている。管理人のガースーが、プール制御の職を投げ出したらしい・・・。

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