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「米株高で上昇スタートも、基本的には戻り売り」~10/4(朝刊)

 先週末の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 482.54 ドル高の 34326.46、ナスダック総合指数は 118.12 ポイント高の 14566.70 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29040 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。上値を試すものと思われる。

 先週末の日経平均は売り先行から一段安の展開。下方の窓下限を大きく割り込んでおり、先安観の強いチャート形状となっている。典型的な弱気形状であり、軸は下向きであるとみられる。依然として下方には窓が存在しており、これをいずれ埋める動きとなりそうだ。


 本日は米株高を受けて上昇スタートが予想されるが、基本的にチャートは弱気形状。買い一巡後は上値を抑えられるとみられる。岸田新政権の閣僚の顔ぶれが分かってきたが、株式市場が期待する面々にはなっていない。党役員人事にしても重鎮に配慮した論功行賞的なもの。閣僚人事にしても株式市場にとって斬新なものでもなく、投資家は違う材料を探すことになりそうだ。


 そのようななか、今週はノーベル賞発表ウィークである。毎年、こじつけの物色が行われることになり、個別銘柄で賑わうものも出てくるだろう。当然、そういった銘柄は「短命」であり、個人投資家の一時的な資金の受け皿にしかすぎない。そのような銘柄に騙されることなく、投資家は冷静な判断が必要なようだ。基本的には「戻り売り」。買い一巡後は改めて下値を試す展開を予想したい。

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