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「終値ベースでも3万円、買わないリスクが高まる」~9/8(夕刊)

 本日の日経平均は 265.07 円高の 30181.21 円で取引を終了した。朝方はやや軟調スタートとなったものの、その後は切り返す動き。すぐにプラス圏へと転じた。後場に入ってからはやや伸び悩む場面があったものの、引けにかけて再度強含む展開。先高観の強いチャート形状となっている。


 日経平均の日足チャートでは、強気の含み足が出現している。下方の窓を一部埋めたことで調整一巡感が漂っており、それが上昇の原動力になっている。典型的な強気相場であり、投資家は自信を持って良いだろう。健全な上昇相場が続いており、その後はさらに上値を試すものと思われる。

 日経平均上昇の原動力となっているのが、ソフトバンク G(9984)、東京エレク(8035)など指数寄与度の大きい銘柄の上昇。主力株が上昇することで、全体相場は上昇基調を強めている。東証一部の売買代金は3兆 7000 億円程度に増加。より参加者が増えた感じである。日経平均は終値ベースでも3万円の大台を回復。マスコミが騒ぐことで、普段、投資に興味のない投資家も参戦してくる状況となってきている。


 当然、市場の話題は自民党総裁選である。各候補の動き、派閥の駆け引きなどを横目に見ながら、「政策期待」が前面に出てきている。大規模な財政出動、そして金融緩和の継続―-これが担保されたような感じとなっており、投資家はイケイケムードを強めている。「買いが買いを呼ぶ」展開となっており、投資家は後先のことを考えずに、これについて行くしかな い。「買わないリスク」が高まっているからだ。


<マーケット・ストーリー>

一般的な流れるプールはグルグル廻るタイプだが、どうもこれは違うらしい。終点の見えない一方通行のそれ。果たして行った先はどうなっているのか?――分からないけど、とりあえず行くしかない――「乗らないリスク」がそこにはある。

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