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「致命的な動き、下放れを覚悟」~8/17(夕刊)

 本日の日経平均は 98.72 円安の 27424.47 円で取引を終了した。朝方は買い先行となったものの、その後は徐々に値を消す展開。ローソク足では大陰線が出現しており、相場の弱さを露呈した。


 東京株式市場は基本的に手掛かり材料が乏しい閑散相場。東証一部の売買代金は 2 兆 700億円程度に低下しており、市場エネルギーが減退している。コロナ感染拡大、足元の円高、中国株安、アフガン情勢などを嫌気した売りが優勢。株価は下値を試す動きとなっている。

 「窓・壁・軸理論」ではかなり致命的な動き。上方の窓埋めを拒否しており、下方のテクニカルの壁のブレイクが濃厚。軸(相場の方向性)が大きく下向きに傾いている可能性が高い。このまま下放れる危険性があり、投資家は相当な覚悟が必要。予想だにしない急落に襲われるかもしれず、しっかりとシートベルトを締めるようにしたい。


 気になる話題としては、南米で蔓延しているラムダ株の脅威だ。ワクチンが全く効かない可能性があり、これが再び世界に広がる恐れがある。これまで我々はワクチンの有効性に期待していたが、次々と変異するウイルスに徐々に対応できなくなっている。「ワクチンの3回接種」「2度目、3度目の感染」といった事実は、コロナの先輩でもあるインフルエンザと同様の流れ。これまでの懸念どおり、「コロナと共存」を強いられる可能性が高く、投資家もそれを前提に動いた方がよさそうだ。足元の株価の下落はその脅威を織り込みに行っている動きと言えよう。


<マーケット・ストーリー>

溺れかかった自分の頭を誰かが押さえている。プールサイドに上がろうとしても、「これでもかこれでもか」と執拗な攻撃をしてくる。「誰だ、これは?あっ、南米出身のラムダ先輩か?」

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