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「買い一巡後の上値は重い、強気形状は継続」~6/7(夕刊)

 本日の日経平均は 77.72 円高の 29019.24 円で取引を終了した。朝方から米株高を好感した買いが入り、買い優勢の展開。しかし、買い一巡後の上値は重く、徐々に上昇幅を減少させた。


 日経平均の日足チャートでは、ローソク足で陰線が出現。高値圏での売り圧力の強さを示唆しており、上昇が容易ではないことを示している。チャートの強気形状は維持しているものの、いささか材料不足な面も示している。

 投資家は引き続き「買いポジション」を維持するしかないだろう。チャートの強気形状に変化はなく、上値を試しやすい。上方の窓上限(29346.14 円)まではあと 330 円程度の上値余地があり、これを埋めるのが既定路線。ただ、すでに「相場はそれほど強くない」ということが分かっており、過信は禁物だ。相場の気まぐれには注意する必要があり、身軽な体制で待つことにしたい。


 足元、物色の矛先は米長期金利の低下を受けて、成長株が主導しつつあるが、根本的には「アフター・コロナ相場」。出遅れていたディフェンシブ銘柄、割安株が中心となり、「経済の正常化」がテーマとなるだろう。コロナで業績が悪化していた銘柄には継続的な買いが入り、比較的、好パフォーマンスを発揮するだろう。


<マーケット・ストーリー>

一瞬グラついた肩車も、鍛えた足腰のお陰で持ち直す動き。「さあ、もうひと頑張りだ!気合入れてやるぞ!」―-って、そんなに気張ってやるものなのか。3人目が乗ろうとしているが、一抹の不安を感じる。

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