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「軟調スタート、急落に備える場面」~8/19(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 382.58 ドル安の 34960.69、ナスダック総合指数は 130.27 ポイント安の 14525.91 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27415 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。

 昨日の日経平均は売り一巡後に切り返す動き。プラス圏を確保したが、前日よりも高値、安値が切り下がる展開となっている。弱気相場に変化はなく、本日もその動きが優勢となりそうだ。


 本日は軟調スタートが予想されることで、下方のテクニカルの壁を試す動きになるだろう。基本的に買い手掛かりが乏しい夏枯れ相場。下値を積極的に拾う投資家は少なく、ジリジリと下落幅を拡大する動きになりそうだ。「壁崩壊」が現実のものとなり、その後、一気に下げ足を速めることが予想される。


 市場が懸念しているのが、コロナの感染拡大だ。東京では医療逼迫が起こっており、さらなる悪化も予想される。ワクチンの有効性が疑問視されるなか、パラリンピックの開催などで感染がさらに悪化。政権支持率の低下も予想される。市場が「嫌気売り」を出す可能性が高く、現在はその「予兆」であるといえよう。投資家は「売りポジション」を維持しながら、急落に備える場面だ。「このくらいの下落なら・・・」という安易な気持ちが、損失をさらに拡大させることになる。

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