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「軟調スタート、米 FOMC への警戒感は強く・・・」~12/15(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 106.77 ドル安の 35544.18、ナスダック総合指数は 175.64 ポイント安の 15237.64 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28280 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、4日連続で陰線が出現。ザラ場での売り圧力の強さを示している。本日も軟調スタートが予想され、相場の弱さを露呈するだろう。

 相場を弱くしているのは、米 FOMC での早期金融引き締め観測だ。足元のインフレ指標を見て、市場では警戒感が強まっている。米ハイテク株の下落→日本の成長株への悪影響が強く、相場全体を押し下げている。投資家はリスク回避姿勢を強めており、とりあえず「売り」で反応しているのが現状のようだ。


 あとはオミクロン株の影響。現時点で大きな脅威になるとは思えないが、一応、市場は身構えている。世界経済への悪影響を念頭に置いており、まずは持ち株を整理しているというのが実情だ。


 投資家は「売りポジション」を持ちながら、下値メドを探る局面である。連日の下落幅は限定的であるものの、ズルズルと下値を切り下げるのはやはり気持ち悪い。特にマザーズ指数が安値を更新しているのは、個人投資家にとって何とも言えない。チャート上の底値が見えない状況であり、こういったことも処分売りにつながっている。投資家は「売りポジション」を持ちながら、下げ止まるのを待つ局面となる。

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