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「軟調スタートも、下方の窓では押し目買い」~12/17(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 29.79 ドル安の 35897.64、ナスダック総合指数は 385.15 ポイント安の 15180.43 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 28740 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 日本株は米ナスダックの下落、半導体株指数の下落に引きずられる形となりそうだ。ハイテク株中心に下落し、いったん下値を試す動きとなるだろう。昨日の急上昇の反動、週末要因もあり、売りが優勢になると思われる。

 ただ、チャートの強気形状に変化はなく、日経平均は売り一巡後に押し目買いが入りそうだ。米ナスダックが下落したのは、改めて米金融引き締めへの警戒感が強まったから。ただ、これは「金融正常化への第一歩」であり、景気が過熱気味であることを示している。スピードが出ていたら、ブレーキを踏むのが当たり前。好景気が継続するための有効な手段になる。株高を持続させるための施策であり、投資家はある意味、歓迎すべき出来事だ。FRB が物価上昇を無視し、スピード違反をするよりも事故の確率は小さくなるということである。


 投資家は「買いポジション」を持ったまま上下の窓埋めを見守ることになる。いったん下方の窓を埋めるリスクはあるが、その途中では押し目買いが入ってくるだろう。そして上方の窓埋めへ――メインシナリオはこんな感じだ。


 なお、日銀金融政策決定会合はニュートラル。相場に与える影響は限定的だろう。

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