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「軟調スタートも、買いで総選挙を待つ」~10/27(朝刊)

  昨日の米国株式相場は小幅高。ダウ工業株 30 種平均は 15.73 ドル高の 35756.88、ナスダック総合指数は 9.01 ポイント高の 15235.71 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 29005 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。下値を試すものと思われる。


 日経平均の日足チャートでは昨日、窓を空けて上昇。強気相場に転じており、先高観が強まる展開となっている。

 しかし、上下の窓に囲まれており、短期的にはボックス相場を描きやすい状況。本日は軟調スタートが予想されることから、場合によっては先に下方の窓(28668.70 円―28893.95 円)を埋めるかもしれない。


 それでもチャートは強気形状を維持していることから、いずれ上方の窓(29220.82 円―29222.32 円)を埋めることになるだろう。下落した場面は「押し目買い」であり、その後の状況を見守ることになる。


 市場が気にしているのがもちろん、総選挙の行方。昨日は自民優勢が伝えられたことで、株価が大幅高となった。


 ただ、これに関しては先行きが分からない話。かなり混沌としており、それが株価の上値を抑えている。基本的には強気相場を維持しているものの、「総選挙待ち」であることには間違いなさそうだ。投資家は「買いポジション」を持ったまま、この行方を見守ることになる。

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