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「首の皮一枚、壁からの転落に注意」~10/27(朝刊)

 昨日の米国株式相場は下落。ダウ工業株 30 種平均は 251.63 ドル安の 32784.30、ナスダック総合指数は 225.62 ポイント安の 12595.61 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 30705 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は堅調スタートを想定。リバウンドを試すと思われる。


 昨日の日経平均は窓を空けて下落。売り先行のあと一段安となっており、先安観が強まっている。ほぼ安値で引けたことで、強い先安観。下方ブレイク寸前となっており、かなり危険な状態となっている。



 本日の日経平均は堅調スタートとなり、「首の皮一枚」といった感じだ。下方のテクニカルの壁をかろうじて死守しており、短期的には上方の窓に戻りやすい状態となっている。場合によっては買い先行のあと、上昇幅を拡大させる場面もあるだろう。


 ただ、昨日の急落によって、株価は壁の方向に動いている。本来の需給とは「逆方向」に動いており、そのことが「軸の傾き」を感じさせる。最終的には「下方ブレイク」する可能性が高く、投資家はそれを前提にトレードするしかないだろう。「売りポジション」を持ちながら、どこまで戻るのか――そして急落のタイミングはいつなのか――その辺を見極めることになる。


 市場の関心は、イスラエルによるガザへの地上侵攻、そして日米の長期金利、さらには 1 ドル=150 円台に乗せた円相場などだろう。何らかのイベントが起きれば、株価には「嫌気売り」が殺到する恐れがある。引き続き「壁からの転落」には注意をしたい。


【本日のレポート銘柄】

クシム<2345>

IHI<7013>

ニデック<6594> など


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